夏は血圧が上下しやすい季節です
梅雨明けから真夏にかけて、「いつもより血圧の数値がバラつく」とご相談にいらっしゃる方が増えます。高血圧の治療を続けている方にとって、夏の体の変化は見逃せないサインです。
暑さで汗をたくさんかくと、体の水分が不足して血液が濃くなり、血管への負担が増えます。反対に、暑さで血管が広がりすぎると血圧が下がりやすくなることもあります。また、冷房の効いた室内と猛暑の屋外を行き来することで、血管が急に収縮して血圧が跳ね上がることも少なくありません。こうした「温度差の影響」は、とくに高齢の方に起きやすいと言われています。
家庭での血圧測定を習慣にしましょう
外来(クリニック)で測る血圧は、緊張や移動の影響を受けやすいものです。毎日の変化を正確に知るには、ご自宅での測定が欠かせません。
| 確認事項 | ポイント |
|---|---|
| 測るタイミング | 朝(起床後1時間以内・排尿後・朝食・服薬前)と夜(就寝前)の2回 |
| 姿勢と安静 | 椅子に座り、1〜2分ほど安静にしてから測定 |
| 記録の残し方 | 日付・時刻・数値を手帳またはスマートフォンに記録 |
| 正常値の目安 | 家庭血圧は135/85mmHg未満が基準(日本高血圧学会ガイドライン) |
「高かったから余分に薬を飲む」「低かったから今日は飲まない」という自己判断は禁物です。記録した数値を診察のたびにお持ちいただけると、担当医が治療方針の見直しに役立てることができます。
お薬の飲み忘れに気をつけましょう
高血圧のお薬は、毎日決まった時間に飲み続けることで血圧を安定させます。「暑くて食欲がなく、朝ごはんを抜いたついでに薬も飲み忘れた」という経験はありませんか。
飲み忘れが続くと血圧が不安定になり、血管への負担が増えます。「食後に飲む薬を忘れがち」という方は、服薬のタイミングについて担当医にご相談ください。飲む時間や回数を見直すことで、忘れにくいスケジュールに変更できる場合があります。
こんな変化があれば早めにご受診を
次のような症状が続くときは、自己判断で様子を見続けず、早めにご受診ください。
- 頭が重い、ぼーっとする感じが続く
- 急に立ち上がったときにふらつく
- 血圧が普段より大きく高い(または低い)日が続いている
亀戸シンシアクリニックでは、内科・循環器内科の医師が血圧記録をもとに、おひとりおひとりの状態に合わせた継続管理をおこなっています。駐車場も完備しておりますので、ご家族の送迎でお越しいただくことも可能です。夏の体調の変化について、どうぞお気軽にご相談ください。