アナフィラキシーの補助治療剤「エピペン」

エピペン(アドレナリン自己注射薬)とは?

アナフィラキシーがあらわれたときに、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐために自己注射する補助治療剤です。

過去にアナフィラキシー症状が出現したことがある方は、普段よりエピペンを携帯していただくことが推奨されています。

エピペンは、使用前後に注射針が見えず安全性の向上した自己注射薬です。注射器には、アナフィラキシーがあらわれたときの治療に用いられるアドレナリンの薬液と注射針が内蔵されており、オレンジ色の先端を太ももの前外側に強く押し付けるだけで、バネの力により、一定量(約0.3mL)の薬液が筋肉内に注射されるしくみになっています。

アナフィラキシーとは?

アナフィラキシーは、発症後、極めて短い時間のうちに全身にあらわれるアレルギー症状です。

きっかけは?

主にアレルギーの原因物質に触れる、食べる(飲む)、吸い込むことで引き起こされます。

どこにあらわれるの?

複数の臓器(皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器など)や全身にあらわれます。

アナフィラキシーショックとは?

このアナフィラキシーによって、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあります。この生命に危険な状態をアナフィラキシーショックといいます。

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当院でもエピペンの処方は可能ですので、アナフィラキシーの既往がある方は一度ご相談くださいね。

院長 小杉理恵

亀戸シンシアクリニック
〒136-0071 東京都江東区亀戸 6-31-6 KAMEIDO CLOCK 4F
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