院内トリアージの実施について

当院では、2025年2月1日より、「胸痛や動悸などの危険な症状でご来院された患者様」および「高熱などのため、ご来院時点で容態の悪い患者様」を対象に院内トリアージを実施致します。院内トリアージとは、診察前にトリアージ担当の看護師が状態をうかがい、患者様の緊急度を判断した上で緊急度の高い患者様を優先して診察を行う体制です。

夜間・休日または深夜に受診された患者様に対して、来院後速やかに緊急度を判定(院内トリアージ)し、緊急度によってすでにお待ちの患者様より先に診察を開始させていただく場合がございます。これに伴い、院内トリアージを実施した場合には院内トリアージ実施料(300点)を算定させていただきます。

長時間、お待ちになる場合には一定時間経過後に再度緊急度を判断いたします。
お待ちの間に症状の変化があれば診察の順番が変更となる事もございます。
待ち時間中に症状の変化がございましたら遠慮なくお申し出ください。

なお、この実施料は、院内トリアージが実施された際に緊急度が高いため優先的に診察を受けた患者様だけでなく、緊急度が低く診察の順番を譲りお待ちになった患者様にも適応されます。

ご理解いただきますようお願い申し上げます。

土曜日 12:00~17:30
日曜日 終日

院内トリアージの判定基準(JTAS)に準拠

蘇生(Blue)直ちに診察・治療が必要心停止
重症外傷
痙攣持続
高度な意識障害
重篤な呼吸障害
など
治療の継続
緊急(Red)15分以内に診察が必要心原性胸痛
激しい頭痛・腹痛
中等度の意識障害
抑うつ、自傷障害
など
15分毎の再評価
準緊急(Yellow)30分以内に診察が必要症状のない高血圧
痙攣後の状態(意識は回復)
変形のある四肢外傷
中等度の頭痛・腹痛
活動期分娩
など
30分毎の再評価
低緊急(Green)1時間以内に診察が必要尿路感染症
縫合を必要とする創傷(止血済み)
不穏状態
など
1時間毎の再評価
非緊急(White)2時間以内に診察軽度のアレルギー反応
縫合を要さない外傷
処方、検査希望
など
2時間毎の再評価