副作用が少なく、しっとりとした使い心地のニキビ治療薬ベピオローションについて解説します。
ニキビの代表的な治療薬であるベピオに従来のゲルタイプより副作用が少なく、使い心地もましたローションタイプであるベピオローション 2.5%が発売となりました。
ベピオ(過酸化ベンゾイル)の効果やベピオローションの特徴について解説します。
ベピオはどんな薬でしょうか?
ベピオ(過酸化ベンゾイル)は皮膚表面の古い角質を取り除くピーリング作用により毛穴のつまりを改善します。また。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖をおさえることによりニキビに効果を発揮します。
ベピオローション 2.5%の特徴は?
1.肌の赤み、かさつき、かゆみなどの副作用が少ない
従来のベピオゲルでは12週間の使用で37.3%の方に副作用が出現したのに比べ、ベピオローションでは11.9%と3分の1以下に改善されています。
2.保湿力が高く、しっとりとしてべとつかない
HARMOWELL® Moisture Technologyという油分の配合を最適化する技術により製剤が乾いたあと油分が表面にのこることで、水分の蒸発を防ぐ事で乾燥を防ぎます。
3.ゲルに比べて塗り拡げやすい
ローションタイプのためのびがよく、背中にきびにも塗りやすい
4. 効果はベピオローションと変わらず
ベピオローションを12週間使用時のニキビの減少数は63.0%とベピオゲル62.5%と同等の効果があります。
ベピオが対象となるニキビはどんなタイプ?
白ニキビや黒ニキビの非炎症性皮疹から赤ニキビ、黄ニキビといった炎症性皮疹まで効果があります。思春期のニキビから大人ニキビまで幅位広い年齢に使用が可能です。
以前ベピオゲルを使ったことがあるが刺激が強すぎて継続が困難であったかた、新たに皮膚科でニキビ治療を始めようとお考えのかた、ゲピオゲルからローションへの切り替えをご希望のかた、ニキビ治療はタイプや肌質によって異なりますので受診の上医師とご相談ください。
シンシア医師